SMWは、それ自体が信頼性の高い止水壁として利用出来るほか、種々の芯材(H形鋼・鋼矢板・コンクリート2次製品)を挿入することにより、土留め壁及び耐土圧構造物として広範囲な利用が出来る。
本積算資料は削孔深度が40mまでの止水壁・土留め壁を対象とし、削孔径は550mm・600mm・650mm、土留め壁の芯材配置は
下図1を基本とする。但し、削孔径550mm・600mmの適用範囲は36mまで、削孔径650mmの適応範囲は40mまでを基本とする。削孔深度が40m超については、対象土質・SMWの品質等を考慮し過去の施工実績などを参考として先行削孔併用方式や計測管理手法の採用など適切な施工方法を検討し、適用の可否を判断する。
なお、施工ヤードの地盤は水平・堅固であり、ベースマシンの重量に耐える地盤を構成する必要がある。
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